みなさんこんにちは、昨日までは、入院中の母乳育児のポイントを話しました。
今回は、母乳育児の意味というか、母乳育児の良い理由についてお話ししたいと思います。
改めてそこを確認していただきたいという思いです
皆さんはなぜ母乳育児をのぞまれますか?
一番の理由は、母子関係を深めることが自然にできるからです。
私たちは動物で言うなら、哺乳類です。
哺乳類は、母乳で育てる生き物です。
不幸にして、ホルモン欠損や、病気で母乳を赤ちゃんにあげられない方もいるかもしれません。
そんな時は、ミルクはとてもありがたいものです。
母乳で育てたかったのに涙を飲んで、ミルクで育てなければならないお母さんたちも私のところには来られます。
哺乳瓶で育てなければならない為、
母乳のお母さん以上に🤱いろいろ愛情を注いで赤ちゃんに語ったり、抱いたり、心を込めて育てています。
そんなお母さん方を私は見守って、子育ての相談も受けています。すごく前向きで頭が下がります。
大方のお母さんは母乳が出る仕組みがありますから
特別な問題がなければ母乳育児は可能です。
野生の猫や犬、動物は誰も教えてくれないのに母乳で育てていますよね。
ではなぜ、なかなかミルクのお世話にならないといけないのか、どうしてお母さん方は母乳育児に前向きではないのか、かんがえてみました。
少し余談になますが、
多くのお母さんは赤ちゃんを産むと、自分のおっぱいをお腹いっぱい飲ませてあげたいと、願っていると思います。
それが自然の育児方だからです。
でも、自信が持てない、私母乳出ているのかしら、と不安がいっぱいですね。
そんな時、無理しなくていいよ、
頑張らなくていい、ミルクは悪くない、
最近のミルクは母乳より栄養価があります。
と、生まれたばかりでささやかれると、
不安なお母さんは、ついついだんだん諦めて行きます。
そうではなく、入院中に、しっかり吸わせましょう夜中も起きて吸わせてみましょう。
まだ出なくても大丈夫、今は吸うだけでいい時期です。
母児同室を帰る前にやってみましょう!
など積極的に指導されたらおそらく、母乳育児は広がるでしょう。
子育てに、だんだん自信が持てるようになり、
赤ちゃんファーストのお母さんが増えるでしょう。
幸せな赤ちゃんが心穏やかに育つでしょう。
でも現在の、入院中のお母さんは、迷いや、どうしたらいいか不安や、もう混合であとはなんとかなると、諦めてしまっているのではないでしょうか。
時々、初めからミルクで育てると決めているお母さんもいると聞いてます。
そんな話を聞くたびに👂母子に関わる専門家はしっかりしないとというおもいになります。
だから生まるまでに、しっかりどうやって子どもを育てたいのか考えてないと
誰も教えてくれません。
産んだら、誰かがなんとかしてくれるという思いならば母乳で育てることは無理な世の中になっています。
ミルクや哺乳瓶のない時代は、なんとか母乳が出るように🤱助産師、実母、お姑さん、近隣がお世話したものです。
私は混合だし、ミルクだからもう聞きたくないと思っている方もいらっしゃるとおもいますが、
第二子、第三子からでも母乳育児を経験される方もたくさんいらっしゃいます。
第一子がミルクでも、弟や妹が母乳を飲んでいる姿を見てお兄ちゃんお姉ちゃんも優しさがそだち、癒され、赤ちゃんを可愛がってくれて、お母さん大好きになります❤️
母乳育児は周りの人々も、優しく癒されます。
以上のように、母乳で育てるということは、
お母さんは母性が育ち、子供はお母さんを信頼してやさしくそだち、周りの人々も母子を見守り、支え合う家族をつくります。
愛情たっぷりもらって育った子供は、さらに周りの人々にも優しく接して行きます。
優しい社会が形成されて行きます。
この事が、一番の理由です。
母乳の良い理由は、成分も今は科学的にも分析され
たくさんのことがあきらかになっています。
具体的には次回書こうと思います。
まずは、優しい人々がたくさん育ってくれたらと思います。