最近のお母さん方の相談の中に、
「赤ちゃんが、気が散ってまじめにおっぱいを飲まない」
という事が増えてきました。
だいたい、赤ちゃん👶の成長から見ると、
生後5〜6ヶ月の頃に、周りが気になって、よそ見して飲んでくれないことはよくありました。
桶谷先生は、食欲よりは欲求の時期、おかなが空いていても、よそが気になる時期。それでも授乳時間には飲ませて、短時間で反対にして、両方均等に授乳してくださいと指導されていました。
飲み残しは、手で搾乳して柔らかくしておいてください。
決して、ぎゅーぎゅーひどく絞らないでくださいね。
搾乳器もダメですよ!
それでもあまり飲んでない時は、搾乳をコップやストロー、サジなどで補ってみましょう!
5〜6ヶ月 は、コップ、ストローが飲めます。
ただし、簡単に出る、マグカップはまだやめましょう。
ストローがない場合は、コップやさじで飲ませましょう!
飲まない、飲まないと言っても、お母さんのおっぱいを結構数秒で、大丈夫なくらい飲んでいるものです。
母乳はひとわき、ひとわきと、催乳してきます。秒数にして、ひとわき、10.15.20.秒のものです。
直母だけで、しっかり、24時間7回以上おしっこが出れば、足さなくて大丈夫🙆♀️
授乳する時は、テレビや音楽を消して、部屋の隅の薄暗い場所でゆっくり飲ませましょう!
音が聞こえる場所、すぐにおもちゃが見えたり、人が通ったりする場所は避けてみましょう!
赤ちゃんは敏感です!
頭良すぎです!
最近、すごく感じるのが、
気が散って飲まない時期が早くなっている様に思います。
たとえば、2〜3ヶ月頃より、人見知りも早いですね。
2ヶ月から背中で這い回り、飲んでも飲んでも、体重が増えない赤ちゃんがいました。
なんで早くなっているのか・・・?
私が35年前、まだ携帯がありませんでした。
パソコンが出始めている頃、電気製品もありきたりのもの、赤ちゃんを取り巻く、育児用品も今みたいにありませんでした。
紙おむつも出始め、まだまだ布オムツでした。
紙パンツなんて、見たこともない、
世の中が、一気に便利になり、お母さんも育児に時間をかけなくてもいい、赤ちゃんを育てながら、自分の時間も大切にする様になりました。
買い物も、ネット。わざわざ出向く必要がなくなりました。
そんな世の中になって来ると、逆に、お母さんは体はゆとりがありますが、なんか気持ちがゆさゆさ、イライラというか、なんかいつも、携帯握っていたり、情報もたくさん気になっていたり、しませんか?
便利な分、情報や他が気になって、あまり赤ちゃんと向き合っていないのではないですか?
体重や授乳量、授乳回数など、結構数字が頭から離れないのではないですか?
赤ちゃんの眼を見て、微笑んだり、優しく触ってあげたり、語ってあげたり、抱っこやおんぶをして、お母さんと触れ合ったり、
そんな時間をたくさん持っていますか?
赤ちゃんが、気が散って飲まない時は、
お母さんもあまりゆとりがない時、考え事や心配、焦りがある時か、ゆっくり考えてみてください。
母と子の、母子一体性の原理を、桶谷先生はいつも話されていました。
お母さんの精神的な状態、身体の健康は、母乳を飲んでいる場合は、そっくりそのまま、赤ちゃんの状態なのです。
まずは、優しく抱っこして、優しく微笑んで、語ってあげて、さすってあげて、赤ちゃんをリラックスさせてあげましょう!
お母さんが落ち着いたら、赤ちゃんも落ち着くでしょう!
赤ちゃんといる時は携帯を2メートル以上離して、
機械から出る音を消して、
静かな環境を整えることが大切ですよ!
私は赤ちゃんが発達が早いのは、電磁波もすごく関係がある様に思います。
首がすわったら、たまには山や川、森の中でゆっくり過ごして、母と子が自然に包まれて、リラックスタイムをしてはどうですか?
30年前に、お母さんと7ヶ月の赤ちゃん、ふたりだけで、尾瀬に5日ほど行かれ、帰って来たら、お母さんと赤ちゃんがすっかり落ち着く感じで、来院されました。
まとめると、赤ちゃんが気が散って飲まない時は、
まず、お母さんが落ち着く、リラックスする、イライラしない、
赤ちゃんの眼を見て、優しく抱っこやおんぶのスキンシップ、
優しく、微笑み、語りかける、赤ちゃんのお世話を、楽しく、優しく、しっかりする。
食べ物に気をつけて、美味しい母乳にする。
やってみてくださいね!