母乳の素晴らしさ 第4回 母乳のお母さんへの影響

皆さんこんにちは!

前回は、母乳が赤ちゃんにどう良い影響があるかお話ししました。今回はお母さんへの影響を考えてみたいと思います。

お母さんは、まず、赤ちゃんのために、おっぱいを飲ませてあげたい、頑張って母乳を🤱出さなければと考えますよね。

順調に母乳が出て赤ちゃんがおっぱいを飲んで育つと一安心ですね。しかし、お母さんにとって、母乳を飲ませる事でどんなプラスがあるか考えてみたことがありますか?

まず産後から考えてみましょう!

お産がすんだら、お母さんの身体のホルモンは、母乳を出すために、大きく変化します。1日1日と、赤ちゃんが、まだ出ないおっぱいをしっかり吸って、お母さんのホルモンを刺激して、お母さんと協力して、母乳を出す努力をします。3〜4日すると、母乳がわいてきて、赤ちゃんがごくんごくんと飲み始めます。

赤ちゃんの吸う刺激で、お母さんは、母乳を作るプロラクチン、母乳を押し出すオキシトシン、その他のたくさんのホルモンが働き始め、お母さんの血液から母乳を作りはじめます。

お母さんの身体は素晴らしい変化をしています。ホルモンの働きで血液の流れが良くなり、産後のむくみがとれて、すっきりしてきます。頭痛がとれたり、産後の疲労回復も早まります。

入院中、ミルクばかり飲んで、おっぱいの乳腺がまだ開いてないお母さんが退院後、すぐに来られマッサージで、おっぱいの底の基底部を開けて、お乳の流れをつけ、赤ちゃんに深く吸ってもらったら、むくんでいた全身がスッキリして、母乳育児頑張りモードに入って帰られます。

退院して哺乳瓶でミルクを飲ませていたら、いつまでも、体がスッキリしません。一刻も早く、母乳を出す、吸ってもらうことが必要です。

私たちの考え方は、マッサージで基底部を開けて、おっぱいの組織を良くする事で、いち早くお母さんにとっても赤ちゃんにとっても、良い影響がたくさんあります。