おっぱいが吸えない赤ちゃんが、急増‼

緊急事態宣言が緩和され、お母さんと赤ちゃんが母乳相談で少しずつ来院されるようになりました。

最近の傾向として、母乳が吸えない赤ちゃんが、多いのです。

それも、吸いやすい、立派な乳首なのに吸わないのです。

全く母乳を吸ってくれない!

しこりや、乳腺炎になった、母乳が出ない!

その原因が、お母さんの🤱おっぱいを吸えない、浅くチクチクしか吸えない!

ここから来るトラブルなんです。

以前は、扁平乳頭、陥没乳頭の吸えない悩みで来られていたのに、吸いやすい、普通の乳首なのに乳頭保護器をすすめらて、吸わせていたり、前回、前々回は母乳で育てられたお母さんも、なんでか吸わない悩みで、来られるのです。

皆さんに聞いてみると、

「入院中に病院仕様の新生児様の細長い小さな哺乳瓶でミルクを足していた。簡単にゴクゴクミルクを飲んでいた。手で持つのも、まるで鉛筆をもつ握り方、方向を簡単に変えられる。なんか、飲ませる方も、握りやすいので、ついつい癖になる。使えば使うほど、おっぱいを吸わない。」

というのです。

「ミルクをしっかり飲ませて、早く赤ちゃんの体重を増やせば、母乳を吸える様になる」

と言われた、というのです。

その言葉を信じて、哺乳瓶を使っていたというのです。特に、2000グラム代の赤ちゃんが、その哺乳瓶を使うように🍼言われています。

おっぱいが硬く張っているのに、全然母乳を吸ってもらえない、入院中は張ってきたのに、退院したら、しなしななおっぱいになった。

中には、体重のある大きな赤ちゃんも、何度もミルクのおかわりをしていたそうです。

私は、最近、毎日赤ちゃんに、母乳を吸ってもらう援助に明け暮れています。

なかなか、一度この哺乳瓶を覚えた感覚を、変えることは、赤ちゃんもお母さんも、ストレスで大変苦労します。

中には、もう少しで吸えるのに、通うことに疲れてあきらめるお母さんもいます。

本当に残念です。

頑張っているのに、「無理しなさんな」「ミルクは悪くないよ、もうミルクに切り替えたら」

と頑張っているお母さんと赤ちゃんに悪魔のささやきが始まります。

あきらめるお母さんは、「そうよね、無理しているよね、赤ちゃんが可愛そう」と、諦めます。

とても残念です!

自然に、母乳を飲むことがなぜ、できなくなるのか考えたら、飲めなくされているだけなのに、赤ちゃん、お母さんにとって、とても大切な母と子の営みができない、赤ちゃんの人生の始まりが、母乳でなく、瓶とミルクで始まるのか、悔しい、どうして、病院がもっと母乳を頑張ってくれないのか、楽なことに走るのか、どんな小さな赤ちゃんでも、頑張ったらごくんごくんと飲み始めるのに!

助産院では吸えるのに、帰ったら吸えない、しばらくはこれの繰り返し、大変、頑張る根性がいります。

とても、吸わせる為には、コツがいるのです。

同時に、おっぱいも柔らかくしたり、乳首を伸ばしたり、母乳を増やしたり、乳管を開いたり・・・私も、マッサージでおっぱいをと整えていかなければ、吸ってもらえないのです。

先日、おっぱいがよく出る様にして下さいとこられたお母さんで、おっぱいを吸ってもらうまでに1ヶ月かかりました。

まだミルクを離せません。

「良く頑張ったね」というと、

「どうしても、母乳で育てたいから毎日頑張りました」といわれ、少しずつミルクを減らしていました。

今では完母で、赤ちゃんを育てておられます。

だからどうぞ、哺乳瓶を使う前に、お母さんの乳首をしっかり吸わせて下さい。

私の過去のブログをよく読んで下さい。

私は母乳で育てたいのですと、アピールして、助産師さんや看護師さんに協力してもらって下さい。

 ヨーロッパで私のいとこが、お産しました。

妊娠中に、母乳かミルクか希望を言って、母乳で育てるお母さんは、絶対ミルクをくれません、ミルクのお母さんはどんどん飲ますそうです。

いとこが、「泣くからミルクをくれませんか?」と言ったら、「あなたは母乳で育てると決めたら、頑張るしかない」延々と、助産師さんとドクターに説得され、退院のときは、なみなみ母乳が出て、2歳近くまで飲ましました。

されるがまま、いわれるがままでは、簡単にミルクになります。

どうか、どう育てたいか、考えて、病院をよく選んで、どうするのか、勉強して、入院して下さい!

吸わない時は、一日も早く、助産院を訪ねて下さい。

母乳で育てたい!お母さんの希望が叶う世の中になります様に!