母乳育児を叶える為に ③

さあ!授乳してみましょう🤱

入院中、産後すぐの母乳育児は、以前のブログに詳しく書いていますから、ぜひ読んで下さい。

今回は、のませ方から入ります。

出来るだけ、入院中は、哺乳瓶より先に、お母さんの乳首を吸ってもらうということが、大切です。

その為には、産後二時間以内におっぱいを吸わせたいと、助産師さんに話しておく必要があります。

しかし、未熟児さんや、何らかの赤ちゃんトラブルがあって、すぐにおっぱいを飲ませられない場合は、お母さんの退院後早期に助産院を受診して下さい。

それでは、この図をご覧ください。

赤ちゃんの抱き方は、普通に抱っこ、脇のみ抱っこ、立て抱き抱っこ、かぶせのみ抱っこ、とあります。

哺乳瓶を知らない赤ちゃんは、最初から普通抱っこが、スムーズにできますが、

哺乳瓶を知ってしまったら、浅くとらえてしまうので、立て抱き、脇のみ抱っこが、しっかり含ませられるので、お勧めします。

それぞれの図をご覧ください。

かぶせのみ抱っこは、乳房の上側にしこりが出来た時にする、治療的のませ方です。

赤ちゃんの鼻をつぶさないように、呼吸を妨げないように注意が必要です。

誰かに介助してもらうことを、お勧めします。

赤ちゃんの下唇が当たる方向、舌が当たる方向をよくのむので、しこり、飲み残しの部分を確かめて、飲んでもらいたい方向に合わせて、抱き方を考えましょう!

兎に角、この図のように、深く乳輪が隠れるまで深く吸わせましょう!

しかし、あまり、強く頭を持って、引きつけると、赤ちゃんは無理やり👶🤱飲まされ感があり嫌がります。

この図のように、お母さんの親指と人差し指を大きく広げて輪っかにします。

そこに赤ちゃんの首を当て、赤ちゃんの頭を乗せて、お母さんの広げた手根部分を、赤ちゃんの背中に当て、赤ちゃんを支えます。

そうすると、赤ちゃんの顎が上に向き、乳輪まで深く巻きつけてくれます。

赤ちゃんは安定感があり楽におっぱいが飲めます。

あまり吸い付かない赤ちゃんは、お母さんが無理やり吸い付かせようと、強く頭を持つと、授乳拒否が出て、ただ泣くばかりです。

決して、強制的に押し付けないで下さいね!

それでは、上手に含んだ事にして、

授乳時間の配分をお話しします。

入院中はまだまだ乳腺が開いていません。

とにかく深く乳輪まで巻きつけて吸わせる訓練をしなければならないので、片方5〜10分くらいかけて、2〜3往復しましょう。

1ヶ月いっぱいは、3時間以内に、何度も吸わせましょう。

初乳を飲まさなければなりません。

頑張って時間をかけてゆっくり吸わせると、乳腺が開き、おっぱいの手ごたえが出て来ます。

抱き方は、図のようにかぶせのみ以外いろいろやってみましょう。

だいたい1〜2ヶ月までは2往復を心がけましょう。

赤ちゃんが成長して、よく母乳が出るようになると、催乳感覚に合わせて授乳しましょう。

授乳時間はだんだんと短くなり、昼夜とわず、3時間毎に飲ます、定時刻授乳をしていきましょう。

もちろん断乳までです。

以前のブログに詳しく書いていますから、必ず読んで下さい!

それでは次回は、母乳が出るためのいろいろをお話しします。

お楽しみに❗️