皆さん母乳頑張っていますか?
入院中、何か困っていませんか?
私の過去のブログに産後から断乳まで、母乳育児🤱を実現するために月齢別に書いていますから、ぜひ読んで下さい。
母乳の良い理由は、皆さんよーくわかっていますよね。
これも過去のブログに詳しく成分や利点を書いています。
今回は、なかなか母乳育児が、実現できないという、昨今の事情を考えてみました。赤ちゃんを母乳で育てる事は、自然なことです。なぜ、哺乳類である人間が、母乳で育てる事が困難なのか、私はどうしても、理解できません。
母乳で育てる事を、推奨する事は私のエゴなんだろうか、いやそうじゃない、私は母乳育児の専門家なんだ!母乳で育てたいお母さんのために、ひたすら支援していくんだと、自分に言い聞かせて来ました
私の師である、桶谷そとみ助産師は、母乳は出るもの出せるものの信念でマッサージをあみだし、多くのお母さんの母乳育児の願いを叶えて来ました。
あの頃の熱い思いが、今でも心の奥底にあり、日々仕事をしていますが、頑張っても頑張っても、ミルクが哺乳瓶が行く手をさえぎります。長くこの仕事をしていますと、食事事情も育児も世の中全て、様変わりして便利なものがみちあふれています。
本当は、子供を育てるのは、こうなんだけど、本当はそんなものいらないんだけど、私自身が、少しずつミルクや哺乳瓶、紙おむつレトルト離乳食など便利用品に妥協して、遠回りしてお母さん方に援助していく事がとても辛く、情け無く感じます。
お母さん方も、無事に赤ちゃんを出産👶しこれから始まる育児を楽しみにしていた人、している人、どう育てるか、どのように育てたいか、しっかり考えを持って、出産に臨んで下さい。
なぜなら、便利な育児用品は、産後すぐにささやいてきます。どんなことかと言うと、
赤ちゃんは沢山の羊水をお腹いっぱい飲んで生まれてきます。その羊水は母乳が出るまでの、赤ちゃんのご飯や水分なんです。2〜3日は何も飲まなくても大丈夫🙆♀️です。ただ、母乳が出るまで、お母さんのおっぱいをしっかり吸って刺激をして、母乳が離乳食のように少しずつ、初乳から出始めます。
母乳が出るまでは、羊水をすっかり排出して、生後すぐの赤ちゃんの体重は10パーセントくらい減少します。これを生理的体重減少と言います。
完母の場合は、元の体重に戻るのは、退院して1週間ころで、二週目にだんだんと体重が増えてきます。
しかし今はこの生理的体重減少を考慮してくれません。まだ羊水がお腹にある頃からミルクを足されます。しっかり母乳を覚える前に、哺乳瓶とミルクを覚えてしまい、お母さんの乳首を浅く吸ったり、赤ちゃんの力で母乳を出すことを勉強できません。お母さんは、しっかり早くからおっぱいを吸ってもらえないので、母乳が出る準備ができません。だんだんと母乳不足に陥ります。
またお母さんの、産後の回復が悪くなります。
浅く吸うので、お母さんの体がむくんだり、悪露があまり出なかったり、なんかスッキリしません。
私の助産院に早く来てもらうと、おっぱいの奥を開けて、赤ちゃんに深く吸ってもらうことを教えて、初めて、催乳させると母乳が出始めみるみるお母さんはむくみが取れスッキリします。
あー初乳を飲んでないなといつも思います。
これはほんの一部の話です。
まだまだ気をつけないといけないことは、沢山あります。これから書いていきます。
お母さんの愛情と身体一つあれば、子育てできるのです。
初めから、「私はミルクで育てる」と決めているお母さんもいるでしょう。
考え方はいろいろですが、お母さんはそうでしょうが、赤ちゃんは、どうでしょう。優しく抱っこしてもらい、お母さんのおっぱいをお腹いっぱい飲みたいんではないでしょうか。
どうしても病気で飲ませられない、なんらかの理由で母乳をあげたくても叶わないお母さんもいるでしょう。辛いですね。
しかし、母乳を飲ますことが出来るお母さんが簡単に母乳を諦めないで欲しい、少しでも、せめて、初乳だけでも。
赤ちゃんの👶🤱の思いはどうなんだろう、お母さんの為はもちろんなんですが、、赤ちゃんの為にも考えてもらいたいと思います。
ミルクをすすめられるまえに、良く考えて、納得して母乳に支障がないていどのミルク補助にしなければなりません。
育児は、あらゆる面から、いろいろ考えさせられます。
紙おむつにするか、布オムツにするか、オムツ無し育児にするか、
離乳食は、作るか、買うか、早くから食べさせるか、遅くするか、
便利さを求めて、果たして、子供はどう育つのか、考えて見て下さい。
言葉が出ない赤ちゃん時代に、手間暇かけて母乳を飲ませ、子育てしてみて下さい。
きっと、その後の子育てが楽になり、たとえ、反抗期や子供がいきずまった時、お母さんは子供を信じて、見守る事が出来、子供も頑張って乗り越えてくれるでしょう。
次回からは、「母乳育児を叶える為に 2 実践」を書いていきます。
是非ご覧ください。