赤ちゃんとお母さんを感染から身を守るために②

皆さん今日は、元気ですか?

世界的に嫌な世の中になって、不安が広がり、ストレスになりますね!私も30年以上助産院をしていますが、サーズ、新型インフルエンザ、それから今回の、新型コロナウイルス、3回目です。その度に、人数制限をして、消毒をして、乗り切ってきました。ウイルスが押し迫ってきても、母乳は変わりなく普遍です。

その度に、何故か、母乳を出したいお母さんは増えています。

最近、ミルク育児が増えていて、新しいお母さんが少ないね、なんて言っていると、コロナが始まり、なぜか母乳を出したいと言うお母さんが来られるようになりました。

退院の日に、来られたり、1〜2ヶ月まで、混合の方も何とか母乳を出したいと連絡があります。

母乳は赤ちゃんを感染から守る効果があると言うことが、母乳は赤ちゃんに予防接種をしている事と同じだという事、母乳の成分は計り知れない免疫力があるという事、赤ちゃんを感染から守る、最大の栄養源という事だんだん、理解されているような気がします。

お母さんになって、本能なのか…こんな時こそ、お母さんは行動するのか、考えているところです。

感染の心配がない時期は、母乳育児を諦めるお母さんが多いのですが、最近は、2度3度と頑張って来院され、完母になる方も増えています。

又今、断乳の時期ですが、コロナが落ち着いて断乳するお母さんも増えています。断乳したら、母乳が子供を守れません。

皆さん、入院中の母乳は初乳といって、最大の赤ちゃんを感染から守る武器です。

何回もお母さんの乳首を吸わせて、ねばい母乳から入院中の母乳をしっかり飲ませて下さい。

やむおえず、ミルクを飲まさないといけない時は、ミルクの前に、時間をかけてじっくりとお母さんの乳首を吸わせてください。

くれぐれも、安易に哺乳瓶に慣らさないでください。

すっかり、哺乳瓶に慣れてお母さんの乳首を、ただチクチク浅く吸う時は、母乳を飲んでいません。

一刻も早く、おいで下さい。

じっくり、母乳を吸えるようにご指導します。

早い方がいいですよ。

助産院では、感染対策をして、時間をとってお待ちしています。