断乳について⑤

断乳までの準備について前回書きましたが、今回は断乳当日についてお話しします。

断乳の仕方は、いろいろありますが、今迄書いてきたことは、断乳の当日まで、定時刻授乳をしてきた方です。世間一般の断乳の仕方は、だんだん授乳間隔をあけて行くやり方です。

今流行りの夜間断乳もその一つなのでしょう。

桶谷式にかよわれなくて断乳当日迄、夜中も授乳してきたお母さんも、赤ちゃんに合った 断乳の仕方をされるといいと思うのですが、方法は様々です。こうしなさいとは言えません。私たち桶谷式の断乳は最後の授乳まで乳質を大事にして、美味しい母乳を子供に飲ませてあげる方法です。食事に気をくばり、しっかり3時間毎に授乳して、定期的に乳房管理を受けてきた方は、赤ちゃんとお母さんを見てきた助産師と相談して断乳計画を立てて、断乳方法、断乳後の残乳処理迄される事をおすすめします。なぜなら、断乳後のおっぱいは、しっかり張ってくるので、乳腺炎になる可能性があるため、専門家に搾乳してもらう事が必要です。

桶谷式の断乳方法は、機嫌のいい午前中に、おっぱいに人の絵を描いて、「今からおっぱいさんにさよならするよ、もうおっぱいは飲めんのよ、おっぱいさんにさよなら、バイバイしようね」

と言って絵を描いたおっぱいを見せます。そうすると、子供はもうおっぱいをやめると決めたのか、あっさり離れます。この方法は、桶谷先生がいろいろ吟味して、この方法が子供は🧒傷つかず、あっさりやめると判断されたやり方です。昔から、地方で、おっぱいに墨で人の顔を描いて断乳していた方法だそうです。おどしではありません。書きたくない方は無理には勧めませんが、絵を見せた方が、断乳後の子供🧒が楽なような気がします。

この方法はあくまでも、桶谷式の助産師と相談して実行して下さい。もっと細かい指導が沢山あります。

寝乳や、欲しい時、眠い時に、授乳している子供さんには通用しません。なぜおっぱいを吸わせてくれないのかと泣き、心が折れます。桶谷式の断乳方法をしたい方は、また、断乳にお困りの方は、ぜひ、桶谷の助産師に相談して下さい。今迄の授乳経過を聞き、いろいろ話し合って解決していきましょう。断乳した後は、脱水に気を配り、消化の良い食事を与え、おやつも考えてあげなければなりません。2、3日は、夜中も泣くでしょうから、お母さんも頑張って付き合ってあげなければなりません。でも、2、3日もすれば、7、8時頃から朝までぐっすり眠ってくれます!昼間は外遊び、など、しっかり身体を使い、心もおっぱいから解放してあげましょう。おっぱいのことは忘れようと子供も頑張っているので、子供🧒の前で搾ったり、胸元が広がっている服は着ない、一週間くらいはお風呂は他の人に入れてもらったり、気を配ってくださいね。

おっぱいやめたのよ、など子供の前では言わないでくださいね。何事も無かったかのように、明るく接してあげて下さい。お母さんが先に子離れして下さい!

子供さんの早寝早起き、お昼寝、遊び、食事、入浴、排泄、など生活リズムが大切です。忙しくしないで、のんびりと過ごしてくださいね。お母さんは、おっぱいをやめたらだんだんと胸が張って来ます。3時間毎に搾ったりすると、おっぱいは止まりません。まずは我慢できるくらい迄ためて、当日は夕食前に軽く搾り、寝る前に半分くらい搾られるといいですが、一番張ってくるのは2日目です。3日後に助産師さんに搾ってもらうようにして下さい。

桶谷式に通われている方は、助産師と相談して搾ってもらうようにして下さい。

沢山食べない、油物はやめておく、アルコールは飲まない、お母さんの食事も大切です。入浴もシャワーにして長湯して身体を温めないように。お母さんも子供さんも大変な断乳当日です。頑張って👍