乳腺炎にならない為に② 予防

皆さんこんにちは😃

お家で連休、元気に子育てしていますか?

お里に帰って、可愛い我が子を、愛する家族に見てもらいたい、お母さんに甘えて、たまにはのんびり過ごしたい、友と会って、楽しい連休を過ごしたい、今は叶わないけど、必ず、叶う日が来ます!

この子は私が守るからと、お母さん、妻、家族、を頑張って👍

さて今回は、乳腺炎の予防をお話しします。

前回は、乳腺炎の種類、原因、症状をお話ししました。

一番多い乳腺炎は、鬱滞性の乳腺炎です。

まず第一に乳汁をおっぱいに、溜めたままにしない事です。母乳は、解剖生理学的に言うと、お乳を作るホルモン、プロラクチン、お乳を押し出すホルモン、オキシトシンは、2時間半から3時間の間隔で働きます。このホルモンの働き、つまり、3時間以上、母乳を溜めてしまうと、鬱滞となります。

鬱滞する事を、何度となく繰り返すことで、しこりができ、溜まった母乳が、発酵し、腐っていきます。ですから、母乳をやめるまで、母乳は3時以内で、定期的に、24時間、昼も夜中も飲まさなければなりません。

定期的に飲ますことが、赤ちゃんがちょうど、お腹が空いている時です。お母さんにとっても赤ちゃん👶にとっても、大切な、授乳のリズムなんです。

第二に、美味しいおっぱいにすることです。美味しいご飯があるように、母乳も美味しいがあるのです。赤ちゃんの味覚は素晴らしく、研ぎ澄まされています。

まずいおっぱいは、嫌いで飲みません。

飲まなかったら、おっぱいを飲み残しだんだん乳房に溜まって、知らず知らずしこりを形成していきます。そのうち、なんかおっぱいが痛い、赤くなった。と、鬱滞性乳腺炎になっていきます。

指で母乳をこすると、ぬるぬるする、なめたら味がしない、妙に甘い、塩からい、にがい、なめたら舌が👅しびれる、など、たしかめてみて下さい。

美味しいおっぱいは、赤ちゃんは、目を開けて幸せな顔をしてしっかりごくんごくんと飲んでくれます。飲んだ後は、顔色も良くてご機嫌、スヤスヤ眠りにつきますよ。飲んでもらった後のおっぱいは柔らかく、すっきりしています。

赤ちゃんの肌も👶綺麗で、色艶も出て来ます。

美味しいおっぱいにする為には、まず、母乳は🤱お母さんの血液からできている事をわかって下さい。

以前のブログに母乳の成分を書いています。

ぜひまた読み返して下さいね。

お母さんが食べた食事や間食は分解されて、母乳になって赤ちゃんが👶🤱飲むのです。揚げ物や炒め物、バラ肉や、脂身の多い肉料理、サラダ油、天ぷら油、マヨネーズ、オイルドレッシング、バター、マーガリンの使いすぎ、ルーを使ったカレー、シチュー、ケーキ、チョコレート、クッキー、アイスクリーム、などの洋菓子類、これらをいつも食べていると、ドロドロの脂ぎった、高カロリーな母乳になります。

赤ちゃんは、生きていくために、一生懸命文句一つ言わず飲みますが、いつもうなっていたり、眠りが浅く、機嫌が悪く、顔や体に湿疹が出たり、うんこやシッコが💩臭かったり、髪がぼっと立ったり、ギーギーよく泣いたり、様々な反応が出ます。

毎日の脂ぎった高カロリーな食事を見直して、魚介類を増やし、お豆腐や豆類、脂身の少ない赤みや白身のお肉を時々食べて、野菜や海藻、きのこをたくさん食べて、揚げたり、炒めたりではなく、煮たり、焼いたり、蒸したり、和えたりの調理法を増やして、間食も、芋や果物(柑橘系は少し)、和菓子を少し甘みを控えてみたら、驚くほどさっぱりした甘い母乳になって、よく飲んでくれて飲み残しも少なく乳腺炎が良くなってきます。

「あー、そんな生活無理‼」

と、ストレスになると思うでしょうが、おっぱいにトラブルがある時くらい、食事を見直して、赤ちゃんのためにも、頑張ってみてください。

私の経験上、チョコレートは、乳腺炎になりやすい🔥

第三に、飲み残しを、手で優しく搾りましょう!

搾乳機はおっぱいの組織を痛めるので、必ず手で優しく搾りましょう!溜めないことが大切です。飲み残しを搾る事で、次に出来立ての美味しいおっぱいがまた湧いてきます。すぐには美味しいおっぱいになりません。

血液が変わるのは4〜5日かかります。

第四に、ストレスを出来るだけ溜めないことが大切です。

誰かと話したり、悩みをわかちあったり、優しく声をかけてもらったり、何より、パートナーと仲良くしてください。子育てはみんなですればいいのです。誰かに助けてもらいましょう!そのうちの一人は私たち助産師です。連絡下さいね。熱が出る前に、しこりが出来て早い内に、来院してください。

優しくマッサージして、おっぱいも体も、赤ちゃんも楽になり、行ってよかったと言ってもらえるよう、頑張ります!

次回は、乳腺炎の当院の治し方をお話しします。